議会報告

唐沢としみの発言

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■平成26年第2回定例会 6月11日 本会議 一般質問での発言

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世田谷区議会 議会インターネット中継「平成26年第2回定例会 6月11日 本会議 一般質問」

[ 平成26年  6月 定例会−06月11日-02号 ]

◆二十三番(唐沢としみ 議員) 質問通告に基づき、基本計画を実現する方策に関して、順次質問してまいります。
 初めに、基本計画を実現するために、まず何から取り組むべきかという点でお伺いいたします。
 「子どもが輝く 参加と協働のまち せたがや」を副題として基本計画がスタートしました。区長はあらゆる世代の区民が参加と協働ができる可能性を開きたいと述べております。ぜひともこの基本計画を前進させ、参加と社会的包摂という基本理念に支えられた、新しい市民自治、住民自治の姿を実現しなければなりません。
 そのためには、参加と協働の裾野を大きく広げ、区民の力を最大限に引き出して、六つの重点政策を、区民の目に見える形で着実に前進する必要があります。区もこの点を強く認識して、基本計画の実現の方策では「まちづくりへの主体的な参加を基本に、区民・事業者・区がパートナーシップにより、基本計画を実現していくことが必要です」と述べております。
 その上で、区民参加の推進の取り組み事業として、参加の拡充、協働によるまちづくり、ネットワークの広がり、情報公開と区民参加の四点を体系として示しております。
 ところが、これらの事業を具体的に展開する指針となる実施計画には、これらの取り組みが年次別の計画として明示されておりません。全ての項目を同時並行的に進めるという方法もあるかもしれませんが、やはり区民の視点に立って、まず何をやるのか、どこから区政を変えていくのかがわかりやすく見えることが、参加と協働の大きなきっかけとなることは事実であります。
 区長が、さあ、ここから始めようと語りかけ、区民全体の気持ちを一つにして、新しい時代を切り開いてほしいのですが、基本計画を実現するためには、まず何から取り組むべきと考えているのか、その辺について、まずお伺いいたします。
 次に、区民との情報共有の推進について伺います。
 私は、これまで繰り返し、情報公開からさらに一歩踏み込んで、区民との情報共有を進めることこそが区民参加の基盤になると訴えてきました。さらに具体策として広報の充実や人材の育成を求めてきました。区もさまざまな努力をしておりますが、これまで以上に取り組みの成果が求められております。
 区は、基本構想、基本計画の周知ということで、「区のおしらせ」の特集号に加え、PR冊子、中高生向けのパンフレット、ワークショップなど、さまざまな取り組みを重層的に展開しているようです。
 私は大切なことは、こうした取り組みを一過性のものにはせずにして、息の長いものとして継続していくことや、結果を評価し、よりよい手法に改善していくことが重要だと考えています。言いかえれば、基本計画を区民と共有するための戦略を持つべきと思うのですが、いかがでしょうか、区のお考えをお伺いいたします。
 次に、地域計画や地区ビジョンの情報共有について伺います。
 基本計画では地域計画や地区ビジョンを示し、身近な地域で、区民とともにまちづくりを一層進める姿勢を鮮明にしております。また、重点政策である地域包括ケアシステムは、誰もが住みなれた地域で安心して暮らせることを目指しておりますが、そのためには、区民みずからが主体的に行動することが不可欠です。
 そうした中で、区は今後の地域行政についてを明らかにしております。その中で、より一層地区の強化に向けた活動、それを支える環境整備、さらには機能集積の拠点としての出張所・まちづくりセンターが位置づけられ、その位置づけと同時に、重要性がますます高まっている。機能集積という観点では、出張所・まちづくりセンターとの一体整備としてのあんしんすこやかセンター、社会福祉協議会が挙げられ、このことが地区の強化につながるとしています。
 こうした行政としての地区の単位のビジョンを土台として、地域でさまざまな活動をされている区民が、区政課題を区民全体で共有化し、その課題解決に向けて知恵を出し合ってスタートにつなげていくことが必要になるわけであります。
 私は、そのための羅針盤となるのがいわゆる地域計画であり、地区ビジョンであるのではないかと考えております。だからこそ地域計画や地区ビジョンを、もっと多くの区民が共有しなければなりません。出張所の活動フロアーを工夫するとか、あるいはまた、地域の情報基盤となっているところの広報板のあり方をいま一度見直しするなどして、地域単位の区民との情報共有を深めることが必要です。地域計画や、より身近な出張所単位の地区ビジョンを、地域のより多くの区民がどうやって共有するのか、区のお考えをお伺いいたします。
 次に、若者が地域により多くかかわる仕組みについて伺います。
 基本計画の副題の中で子どもが輝くというのがあります。子どもや若者の支援といいますと、どうしてもいろいろな問題を抱えた若者を支援することを思い浮かべるのですが、地域の中に若者が活動する場所をつくることも重要であると思います。若者が地域の中でみずからの役割を感じ取り、社会の中にしっかりと位置づけられるというその実感を持てることが真の自立につながると思います。
 一方、防災対策一つとってみても、地域ではより多くの若者の力を必要としております。私は、身近な地域でまちづくりと若者を結びつけることが、これからの区政の最大のテーマの一つだと確信をしております。
 若者が持つ柔軟な発想や元気さがまちづくりにとって大きな財産であることは言うまでもありませんが、まちづくりは時間がかかることを考えれば、若いうちからまちづくりに参加することが、若者自身の問題の課題解決策にもなるわけであります。
 先ほど述べた地域レベルの情報共有と、特に若者との間で進めるということによって、若者が地域により多くかかわるような仕組みづくりが必要であると思います。このことが本当の意味で子どもと若者が輝く町をつくることにもつながると思うのでありますが、区のお考えをお伺いいたします。
 最後に、青少年交流センターの活用についてお伺いいたします。
 野毛の青年の家が、今年度、青少年交流センターとして新たにオープンしました。青年の家は、昭和三十八年より五十年間、社会教育施設として若者の活動を支援してきましたが、その役割は時代の流れとともに大きく変わってきました。開館した当時は、日本は高度成長期の真っただ中であり、地方都市からも多くの若者が集団就職なんかで単身で不安を抱えながら東京に出てきたことでした。青年の家は、こうした若者の心のよりどころでした。
 また、青年の家は宿泊機能を備えた他都市との交流の拠点でもあり、現在は調理場設備や保育室が備わっております。たき火もできるようになっております。
 こうした地域の特性を生かして、今生まれ変わろうとしております青年の家を、ぜひとも若者が地域に参画するモデル施設として活用することを提案しながら、ここでの私の壇上からの質問を、以上で質問を終わりといたします。(拍手)
   〔保坂区長登壇〕

◎保坂 区長 唐沢議員にお答えをいたします。
基本計画の副題に「子どもが輝く 参加と協働のまち せたがや」を掲げ、あらゆる世代の区民に参加と協働ができる可能性を開きたい、このような思いを込めてのサブタイトルでございます。
具体的には、情報の開示、オープンデータ化、行政みずからが情報を提示していく、この方向を進め、行政や地域に関する情報の受信、発信の力を高めて、区政に関心のある区民を一人でも多くふやすとともに、区民参加の機会の拡充を図って、区民、事業者、区が課題解決のために、お互いに協力して行動する、協働によるまちづくりを進めていきます。
今後、基本計画を区民と共有するワークショップにも積極的に取り組んでまいりたいと思います。
また、基本計画を実現するためには、区民や事業者とともに進めていくことが欠かせない。そして、区民への説明責任を果たし、区民とともに、次の世代を担う若者たちや子どもたちにもかけ橋をしながら時代を切り開いていく決意でございます。公正で開かれた区政のもとで情報公開を行い、より多くの方々からの参加と協働を得て、一つ一つのプロジェクトを、庁内論議を高めながら、職員とともに全力で取り組んでまいります。
さあ、ここから始めようというところで、具体的にどんなことからかというお尋ねがございました。地域行政の拠点でございます出張所・まちづくりセンターが防災塾をこれから展開していく、そして地区防災計画の策定も視野に入れながらの議論を始めていくということ。そして、昨日から議論がありました、まさに身近な福祉の相談の窓口としての機能をこれから順次つくり上げていく、ここには区民参加が欠かせない要素になります。ここに多くの皆さんに参加をしていただき、声を上げていただく、また、提案や提言をしていただくということも重要かと思います。
職員との仕事を進めるに当たっては、そのやり方も従来以上に、区民から見て縦割りの障壁が低くなって、横つなぎが合理的、効率的に行われていて、区民から見てよりよい結果が出せるようになってきた、このような評価がいただける改革を目指して進めてまいります。

◎板谷 政策経営部長 私からは、基本構想、基本計画を区民と共有するための戦略は必要ではないかとのお尋ねにお答えをいたします。
基本構想は、今後二十年間の公共的指針として、区民や事業者の皆様と共有していくものであり、また、基本計画は、基本構想の実現に向け、今後十年間の区政運営の基本的な指針として、区民の参加と協働を進めながら取り組んでいくこととしております。
基本構想、基本計画を実現するためには、できるだけ多くの方々に御自分のこととして御理解いただくことが不可欠であり、幅広く区民の方々に周知し、共有化を図り、課題の解決に向けて、区民の参加と協働を進めていかなければならないと考えております。
このような考えから、基本構想、基本計画をよりわかりやすく、かつ身近に親しめるようにデザインしたPR冊子の配布や、基本構想を読みやすくアレンジした中高生版基本構想パンフレットの作成など、基本構想、基本計画の周知に努め、浸透を図ってまいります。
今後ともさまざまな機会を捉え、積極的な基本構想、基本計画の周知はもとより、さまざまな区民参加につなげ、より効果的な取り組みの工夫を重ね、計画の着実な推進、区民参加に取り組んでまいります。
以上でございます。

◎堀川 玉川総合支所長 地域計画や地区ビジョンをより多くの区民とどうやって共有するのかとの御質問にお答えいたします。
地域、地区の皆様と協働したまちづくりを推進するに当たりましては、地域計画や地区ビジョンをより多くの区民に共有していただくことは重要だと認識しておるところでございます。
玉川総合支所では、幹部職員が地区のさまざまな会合等で御挨拶させていただく際に、各地区の地区ビジョンを話題に取り上げるなど、周知に努めているところです。
今後とも、各種団体の会合や地区のさまざまな団体などが参加する地区情報連絡会等の機会を捉えまして広くPRしてまいるとともに、さらに多くの区民の方に周知できるよう、手法を工夫してまいりたいと存じます。
いずれにいたしましても、地域計画や地区ビジョンを区民の皆様と共有し、お知恵もいただきながら、地区の課題解決に向けて取り組んでまいりたいと存じます。
以上です。

◎岡田 子ども・若者部長 私からは、若者が地域に多くかかわれるような仕組みづくりをという御質問にお答え申し上げます。
少子・高齢化が進展する中、地域のまちづくりの活性化を図っていくためには、若者が地域により多くかかわれるような仕組みづくりは重要であると考えます。新たな基本計画では、若者が力を発揮する地域づくりを目標に、若者が多様な交流の中で成長し活躍する場を地域とのかかわりの中でつくり、若者を核とした地域の活性化を目指すこととしております。
具体的には、青少年交流センターと児童館が連携しながら、児童館の地域ネットワークを活用して、地域行事やボランティア活動への体験参加事業を実施するほか、若者同士の交流を通じ、若者の意見を提言していくリーダーズサミットの開催に向けた準備を進めております。
地域社会の活動を通じ、社会の一員として認められているという自覚を持つことは、若者の自立に向けた大きなきっかけにつながることから、今後も若者・中高生支援の核となる青少年交流センター、児童館の機能強化を柱に、地域との連携を図りながら、若者の社会参画に向けた仕組みづくりに努めてまいります。
もう一点、新たに生まれ変わった青年の家の機能についてという御質問についてお答え申し上げます。
野毛の青年の家につきましては、本年四月から、これまで取り組んできた実績を生かしながら、青少年世代の自立促進、新たな地域の次代の担い手づくり及び多世代交流の推進に向けた、野毛青少年交流センターとして新たなスタートをしたところです。
野毛青少年交流センターは、青少年が仲間と出会い、地域に参画していくベースキャンプとなる居場所を創造すること、そして、青少年の社会参加、参画の学びを創造し、活動を支える地域のネットワークを構築すること、この二つを目指し、今後は多摩川や自然の多い地域性も生かしながら、調理室、視聴覚室などの多様な施設を活用した、さまざまな交流事業を展開してまいりたいと考えております。
五月には地域の方にも参加いただいて、野毛青少年交流センター事業検討委員会を設置し、現在休止中の宿泊機能のあり方、地域の声を反映させた事業のあり方などに御議論をいただいております。こうした御議論を踏まえ、新たな事業展開の検討を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。

◆二十三番(唐沢としみ 議員) ただいま答弁をいただいたんですが、地域計画やビジョンなんかを呼びかけても、挨拶とお知らせだけではなかなか区民がかかわってこないんですよ。多くの方が参画するためには、ぜひとも今ある総合支所機能を、地域行政がしっかりと回るような形で積極的な取り組みをしていかなければ、これはいけないと思います。そのためにも、ぜひとも新しい方が参画するような形の工夫をしながら、地域計画やビジョンをどう共有するか、区長に対して、その辺の姿勢をお伺いいたします。
〔保坂区長登壇〕

◎保坂 区長 再質問にお答えいたします。
まさに生活にとって一番身近な地区、そちらの中でさまざまなビジョンが打ち立てられ、地域の計画が立てられ、そしてまた、さらに基本計画の中で、例えば防災の機能、あるいは身近な福祉の相談の窓口、こういうことが今議論されている。まさにその現場は地区及び地域であります。
とりわけ地区の生活圏に密着した中でそういった議論が行われている、また、こんなプランがあるということを知っていただくこと、その情報共有が全ての出発点だと思います。区としてさまざまな方策を練って手法を駆使しながら、あらゆる層の住民に対して、区民に対してこの情報が届くように努力をしてまいります。

◆二十三番(唐沢としみ 議員) さまざまな工夫や努力などをして、ぜひとも区政が見えるように、身近に感じるビジョンづくりに努めていただくことを要望いたしまして、今後注視をしていきたいと思います。

○山口ひろひさ 議長 以上で唐沢としみ議員の質問は終わりました。

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