議会報告

唐沢としみの発言

▼映像配信 ※お使いの環境によってはご覧になれない場合がございますのでご了承下さい。

■平成25年第1回定例会3月27日(水)本会議での発言

【映像配信の閲覧方法】

1. 世田谷区議会 議会インターネット中継ページへアクセス

2. 平成25年第1回定例会 3月27日 本会議 閉会 欄の「再生ボタン」をクリック

[ 平成25年 3月 定例会−03月27日-02号 ]

◆二十三番(唐沢としみ 議員) 生活者ネットワーク・社会民主党世田谷区議団を代表して、平成二十五年度一般会計及び外四特別会計予算に賛成する立場から意見を申し上げます。
 平成二十五年度は、保坂区長にとって三年目に入る節目の年となります。二度目の予算編成に当たり、災害に強い福祉文化都市世田谷の実現を目指すその基本姿勢を評価します。
 さて、デフレの大きな原因は、労働者の賃金が引き下げ続けられ、購買力が低下し、個人消費が伸びないために物価が下がるという悪循環にあります。国が打ち出した緊急経済対策では、経済再生やデフレ脱却は望めないというのが私たち会派の考えです。
 収益を上げた企業が労働者の賃金を引き上げ、最低賃金を上げることで所得を伸ばし、消費が伸び、徐々に物価が上昇し、生産が伸びていくという本来の経済循環を取り戻すことが必要だと指摘してまいりました。
 さらに、働くことを軸にした安心社会の実現に向けて、景気・雇用対策の強化を求めてきました。一自治体としての限界はありつつも、地域産業への支援による雇用の創出、若者の就労支援を通じた安定雇用の拡大などによって、人々を就労の場につなげ、安定した税収と社会保険料を確保するということが重要です。
 地域経済の活性化に向けて、エコ化など住宅改修への助成や、公共事業における区内業者の活用による施策の推進を求めます。さらに、ハローワークとの連携や、一人一人の状況に見合った就労支援、賃金格差是正に向けた公契約条例の制定が必要です。
 区民参加の保障は、多様な意見を政策そのものに反映することとなり、区民の間の異なる意見や、時には対立する意見が交換されることで、新たな方向性が見えてきます。特に昨年は、課題別、世代別、さらには無作為抽出という手法が、区民にとって区政を身近なものとし、政治への関心を深めるきっかけをつくっています。より区民の参加が得られるよう継続した対応を求めます。
 いじめ、自殺、体罰問題を通じて、社会にあるさまざまな人権課題を改めて感じさせられました。大人と子どもは人間として対等であり、暴力を振るわれていい人はいません。私たちは、誰もがありのまま暮らせる多様性を認め合える社会の実現に向けて、人権教育を柱とした教育施策の充実、新たな子どもの人権擁護の仕組みづくりを求めてきました。人権教育の充実とは、暴力を容認しない社会をつくるために、暴力の構造そのものを大人社会が認識することであります。教職員の研修や地域における人権尊重への理解を進めるための啓発などを求めます。
 次年度予算は税収増が見込まれつつも、引き続き安定した税収や保険料確保が求められます。金融緩和による物価上昇だけが進み、個人所得が伸びなければ、区民生活は悪化し、税収も再び落ち込むことになります。
 区が予算編成作業の前提に進めた経費削減に向けた内部努力を通じて、区債の圧縮は評価します。しかし、行政経営改革では、一、福祉と社会保障の将来像を示す、二、単に受益と負担で判断しない、三、公共サービスの質的転換を進める、四、内部努力を優先するという四つの視点で今後とも進めることと、低所得者への配慮などきめ細やかな対応を求めます。特に人件費の削減が区で働く職員の士気の低下や健康に影響があってはなりません。心の病や早期退職の増加などの原因を細かに分析し、労働環境、労働条件の一層の改善を求めます。
 以下、個別課題について触れてまいります。
 私たち会派は、情報公開、住民参加の徹底を区政運営の柱に据えて、地域経済の活性化、人権尊重社会の実現、脱原発・自然再生エネルギーへの転換、世田谷型福祉の推進など政策の実現を求めてきました。
 区民参加においては、子どもの参加や多世代交流など、より広範な区民、多様な意見を区政に反映するよう重ねて求めます。
 子どもの人権擁護の仕組みでは、地域、学校など既存組織の連携とともに、子どもの意見表明権を尊重した、子どもの心に寄り添った対応を期待します。
 若者の支援では、若者の専門所管の設置を評価します。次の世代を担う若者の自立支援は、中高生世代の居場所づくりや個別の状況に見合った就労支援など、よりきめ細やかな対応を求めます。
 災害対策では、子ども、女性の視点とともに、性的マイノリティーへの配慮を欠かさぬよう求めます。災害が発生する以前からの日常生活の中での不便さや生きづらさを克服する施策展開が、災害時においても生かされることになります。
 高齢者、障害者など誰もが住みなれた地域で暮らすために、より一層の環境整備が必要です。とりわけ障害の有無にかかわらず、誰もが地域の学校で学べる教育の保障、インクルーシブ教育の充実を求めます。
 障害者の通所施設を初め、高齢者のついの住まいとしての住宅政策や福祉施設の建設、梅ヶ丘病院跡地利用計画の着実な推進を求めます。
 脱原発・自然再生エネルギーへの転換では、市民共同型で公共施設の屋根貸し事業による太陽光発電の普及、小水力、太陽熱、地熱など工夫を凝らした、さまざまな施策展開を求めます。
 緑と水の保全・回復では、農地保全に向けた税制の改善と緑地確保、みどりの基本条例の改正を踏まえた対応を求めます。
 保育園待機児解消に向けた緊急対策では、保育の質の確保と同時に、保育園、保育室、保育ママなど既存の保育施設への支援の強化を求めます。
 区立幼稚園のあり方については、認定こども園など新たな時代の要請に応えるとともに、引き続き区民の選択肢を尊重した事業展開を求めます。
 庁舎問題については、三・一一後の災害対応、本庁舎機能の重要性を踏まえ、建てかえ、改修を含めた検討に入ることを求めます。
 放射能から子どもたちを守るために継続した対応が必要です。川場移動教室については、放射線量測定、除染など安全対策及び情報公開の徹底とともに、子ども、保護者への放射能教育の機会を保障するよう求めます。
 区民が主役の区政を実現できる職員の育成と執行体制の整備を求めます。
 最後に、今年度をもって退職される世田谷区全職員の皆様、長い間の御労苦に心から敬意を表し、感謝を申し上げます。今後も御健康に留意し御活躍されることを祈念しています。
 以上で生活者ネットワーク・社会民主党世田谷区議団の意見とします。(拍手)

○畠山晋一 議長 以上で唐沢としみ議員の意見は終わりました。

世田谷区議会からのお知らせ
一覧を見る
唐沢としみ 活動レポート
唐沢としみの政策
唐沢としみギャラリー
せたがや区議会だより
環境放射線測定結果
唐沢としみ事務所
〒158-0083
東京都世田谷区奥沢4-27-4 [ 地図 ]
TEL:03-3727-2950  
FAX & TEL:03-3729-3386
MAIL: karasawatoshimi@yahoo.co.jp
リンク